KAATSU JAPAN報告!
韓国の大学(Hallym University, Korean National Sport University など)の研究チームによる
「Blood Flow Restriction Training Improves Cardiac Structure and Diastolic Function in Runners with Exercise-Induced Hypertension」
(日本語訳:運動誘発性高血圧を有するランナーにおいて、血流制限トレーニングが心臓構造および拡張機能を改善する)
という研究です。
以下にわかりやすく解説します。
研究の背景(Background / Objectives)
長年走り込む一部のランナーでは、運動中に血圧が過剰に上がる「運動誘発性高血圧(Exercise-Induced Hypertension:EIH)」が起こることがあります。
これは将来的に心肥大・不整脈・冠動脈疾患などのリスクを高めることが知られています。
そこで研究チームは、薬を使わずに改善できる方法として、
血流制限トレーニング(BFR=KAATSU)**が有効かどうかを調べました。
方法(Methods)
• 対象:EIHを持つ中年ランナー約30名
• 条件:運動中の収縮期血圧が210mmHg以上
• 2グループに分けて比較
o BFRトレーニング群(BFRT, n=15)
o 通常トレーニング群(non-BFRT, n=14)
• トレーニング内容:
KAATSU(血流制限)を使ったサイクルトレーニングを週2回×8週間(計16回)
→ 1回20分のセッション
結果(Results)
8週間後、BFR群では以下のような改善がみられました:
血圧・運動時ストレスの改善
• 運動中の収縮期血圧(SBP)が有意に低下
• 運動時間が延長(疲れにくくなった)
• 最大酸素摂取量(VO₂max)が増加(持久力アップ)
心臓構造・機能の改善
• 心室中隔(左心室の内壁)の厚みが減少(過剰な肥大が軽減)
• **拡張機能(E’/A’比)**が改善
→ 心臓が血液を拡張して受け取る力が向上した(若返り的変化)
• 収縮機能(ポンプ力)は維持され、悪化なし
結論(Conclusions)
血流制限トレーニング(KAATSU)は、運動誘発性高血圧のあるランナーにおいて、心臓の構造と拡張機能を改善する可能性がある。
つまり――
軽い負荷+KAATSUでも、心臓への良い適応(構造改善・血圧低下)が起こる
高負荷運動が難しい人でも、心血管機能の改善が期待できる
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意義・KAATSUとの関連
この研究は、KAATSUが筋肉だけでなく「心臓・血管系のリモデリング(再構築)」にも有効であることを示すものです。
従来のBFR研究は筋肥大や筋力に焦点がありましたが、この論文は「心臓機能改善」**を示した点で非常に重要です。
特に:
• 高血圧や心機能低下のリスクがある中高年アスリート
• リハビリや低負荷トレーニング中の人
にとって、安全かつ効果的な介入法の可能性を示しています。
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